消費税と所得税の負担を見る。(消費税の増税が日本の財政にどれほど効果があったか、というのを調べると、ほとんどない、とわかる。) ── 朝日の記事にあったので紹介する。 くらしや企業活動を左右する日本の税の構造は、消費税中心へと大きく変わりつつある。消費税が導入された1989年度と、税率が8%になった2014年度の国の税収は50兆円台半ばでほぼ同じ。だがこの間に消費税収は約13兆円増え、その分、所得税収と法人税収が減った。15年度は初めて消費税収が国にとって最大の税収になる見通しだ。 ( → 朝日新聞 2015年8月23日 ) 記事はともかく、グラフからは次のことがわかる。 ・ ここ2年間は消費税の分だけ、税収が増えている。 ・ それでも消費税増税5%の97年の水準並み。 ・ 消費税導入3%後の 90、91年の水準には及ばない。 ・ 税収は、消費税分は増えたが、法人税・所得税分は減った。 (