主演は、映画史に残る名作『大人は判ってくれない』で鮮烈なデビューを果たし、トリュフォー、ゴダールをはじめ、世界の名だたる巨匠たちにリスペクトされる名優ジャン=ピエール・レオー。自身の映し鏡のような老俳優ジャンを演じ、「最後の代表作」と呼ぶにふさわしい、彼の映画人生の集大成ともいえる存在感を見せつけた。そして、日本国内で開催されている「こども映画教室」に講師として参加してきた諏訪監督が、映画を作る子どもたちの姿に魅せられて、南仏の子どもたちとの映画制作ワークショップを敢行。ヨーロッパを代表する名優と、天真爛漫な子どもたちを引き合わせ、ほかでは見ることのできない奇跡の共演が実現した。さらに、フランス期待の新星ポーリーヌ・エチエンヌ、ジャン=ピエール・レオーとは『ママと娼婦』以来の共演となるイザベル・ヴェンガルテンと豪華な顔ぶれが揃っている。第65回サン・セバスチャン国際映画祭のワールドプレミア