第98回全国高校野球選手権大会7日目の13日、2回戦の明徳義塾(高知)と境(鳥取)の対戦では、中盤に小刻みに得点を重ねた明徳義塾が境を突き放して快勝。昨夏は初戦で姿を消した明徳義塾が2年ぶりに夏の初戦を突破した。 しかし、八回裏に明徳義塾の三塁走者・西村舜外野手が、ランダウンプレーの末に生還し、セーフの判定を受けた場面には審判に対する疑問の声が広がっている。中継映像を見ていた視聴者の目には“アウト”だと映っていたからだ。 場面は1死二、三塁から代打・寺西の遊ゴロで三塁走者が飛び出し、三本間に挟まれた。その間に二塁走者・西浦が三塁ベースへ到達。捕手からボールを受け取った三塁手・渡辺がまず二塁走者にタッチし、そのあと三塁走者にタッチした。 2人の走者が同じ塁上にいる状況でともにタッチされた場合、三塁走者に優先権が発生し、二塁走者がアウトになる。三塁塁審は二塁走者にアウトを宣告したが、三塁走者の