こんにちは、文筆家の土門蘭です。 みなさんは、日記をつけていますか? 誰にも見せない日記帳に書いたり、ブログやSNSに書いて公開したり。 書かないけれど読むのは好き、という方も多いかもしれません。 かくいう私自身は、子どもの頃から毎日誰にも見せない日記を書いています。 近年では、友人の桜林直子さんとの共著・『そもそも交換日記』や、自身のカウンセリングのプロセスを記したエッセイ集・『死ぬまで生きる日記』も出版しました。 日記は、読むのも書くのも好きです。 最近は特に、日記ブームが来ているように感じます。日記の新刊が増えたり、個人が出すリトルプレスやZINEもよく見かけるようになりました。 なぜ今、日記なのでしょうか。 みんな、どうして日記を読み、書くのでしょうか。 日記によって、人にはどんな変化が起こるのでしょうか。 一人の「日記書き」として、そんな問いを抱きました。 2020年春。 東京・