マス広告とインターネット広告は、本質的に何が違うのか―この問いに明解に答えられる人が、広告業界、放送業界、通信業界に何人いるだろうか。いわずもがな、インターネット広告は質的にも量的にも急速に伸びている。テレビ・新聞が圧倒的なコミュニケーションパワーをもち、インターネット広告といえばバナー広告ぐらい…という時代は、すでに過去。放送と通信の連携が進み、マス広告最強といわれるテレビがオンラインメディア化していくことで、さらに拍車がかかることはまちがいないだろう。そんな「メディア激動」の時代、これからの広告人(アドマン)が身につけておかなければならない知識やスキルとは何なのか。12年前の創設以来、インターネット広告に深く取り組んできたDAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社)の矢嶋弘毅 社長に、お話をうかがってみました。聞き手・文/横江史義 広告メディアというのは、そもそも、環境