2008年にロシアで観測された皆既日食。太陽の見え方の変化を連続写真で示している。(PHOTOGRAPH BY BABAK TAFRESHI, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 2017年もさまざまな天体ショーが楽しめそうだ。特に米国では忘れられない年になるだろう。8月、待ちに待った皆既日食が米国本土で見られるからだ。 その壮大な見せ場に加え、これから数カ月の間にも楽しみな天文現象が次々と起こる。まずは、氷に覆われた彗星が2月に地球のそばを通過する。うまくいけば、絵のように美しい姿を見せてくれるだろう。太陽に近いせいでなかなか見られない水星と大きな木星は、春に最も大きく、明るく見え、一番観察しやすくなる。そして12月には、毎年見られるふたご座流星群が、とりわけ鮮やかに夜空を彩る。(参考記事:「グリニッジ天文台のコンテストで1位になった皆既日食の写真」) 上記以外の