渡辺千賀さんの「日本は世界のブラックホールか桃源郷か」というエントリー。「そう、そう」とうなずきたくなるようなエントリーだが、私が数年前から使っている表現は「日本は世界経済にとってのガラパゴス諸島」。 2000年ごろから始まった、日本特有の「ケイタイ文化」の進化は、主に言語と人種と非関税障壁の壁により隔離された日本だからこそ起こったと言え、文化人類学的に見ても、グローバル経済の面から見ても、とても面白い。だから、米国のワイアレス関係の人たちの中でも目利きの人たちは、あいかわらず日本を特殊な実験場のような目で注意深く見ている。 隔離されているからこそ、独自の変化を遂げることが出来ているのも一つの特徴だが、それゆえに「外来種」にあっという間に駆逐されてしまったり、海外でまったく勝負できないなどの例も後を絶たない。最近ではスターバックスが良い例である。昔良く見かけた「マイアミ」とか「カトレア」は
ライブドアは2月7日、Web型RSSリーダー英語版「Fastladder」のソースコードを公開した。サービスのオープンソース(OSS)化は同社初。自由にコードを変更してカスタマイズ・再配布したり、自前のサーバにインストールして企業内で使ったりできる。まずは英語のまま公開したが、日本語など多言語に対応していく予定だ。 OSS化の一番の理由は「とにかく目立ちたい」。昨年秋、米国でFastladderをプレゼンして回った際、Fastladderには“売り”が足りないと痛感。「OSS化は売りになる」と考えた。 「想定外の競合」と戦うために Fastladderは、Web型RSSリーダー「livedoor Reader」の英語版で、昨年7月に公開した。1000単位のRSSを高速に処理できる能力が特徴だ。 livedoor Readerが半年で10万ユーザー集めた(2月現在、17万ユーザー)経験から、
保護されないと絶滅する珍獣、ガラパゴス化する日本 (1/2) - ITmedia エグゼクティブ 日本は人材もガラパゴス化、NRI − @IT 野村総研の人が言ったので急に広まった印象のあるこの「ガラパゴス化」という言葉。元はどこなのか気になったので調べてみた。てっきり最初は中島聡氏かと思っていたのだが、実はそうではなかった。 池田信夫 blog パラダイス鎖国 Unknown (Unknown) 2006-10-19 12:40:48 パラダイス鎖国ですが、携帯電話の種の多様化がガラパゴス諸島のようなので、自分はガラパゴス化と読んでおります。 今のところ、ネット上で見つけた最初のもの。 シリアルイノベーション > ユニークなら「ガラパゴス的進化」も是 : ITmedia オルタナティブ・ブログ 上のコメントの情報があった記事。 ITmedia +D モバイル:“まさにガラパゴス”日本の特
昨日、スタンフォード大学でVirtual Goods Summit 2007というのがあったので行ってきました。ゲーム、デートサイト、SNS、バーチャルワールドなど、いろいろなオンライン事業で売り買いされるバーチャルグッズと、それにまつわる経済の話。 で、中身はさてはおきつ、しみじみ思ったのが、 「日本って、本当に世界から隔絶されてるんだなぁ」 ということ。 <コンファレンス風景> 200人弱のキャパの会場で300人くらいの参加者がいて、非常に盛況な雰囲気でありました。朝から夕方まで6つのパネルディスカッションがあったのだが、メジャーな会社から多数がスピーカーとして登場した上、会場にもいろいろな関係会社の人々が大勢。多分300人の参加者のうち50-100人くらいは、業界インサイダーだったと思われます。会場から手を上げて質問する人も、多くが、モデレータから個人名で 「Oh, John!」 み
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2007/02/22 「Webの世界はバラバラ。ネットが社会インフラとなるにはグローバルなアーキテクチャが必要だ」。NEC特別顧問でGBDe(Global Business Dialogue on electronic commerce)の世界議長も務める川村敏郎氏は、第55回GISフォーラム東京で講演し、NECが構想する次世代ネットワーク(NGN)のビジョンを語った。 日本の企業は何でも垂直統合でやろうとしすぎ 「海外に出てつくづく感じるのは、日本の企業は何でも垂直統合でやろうとしすぎではないかということ。それでは世界の仲間に入れないと感じている」。講演の冒頭、川村氏はグローバルなITのトレンドに対する日本企業の立ち後れに対する懸念を表明。日本のIT産業の地盤沈下がささやかれ、SEやプログラマといった職業は3Kのレッテルを貼られている。情報通信関連の学科が定員割れし、SEをどう教育をして
受託開発するソフトウエアに適用される会計基準が、いよいよ2009年4月から「工事進行基準」へと全面移行する。対象企業の規模や上場・非上場を問わないので、顧客の要望に応じて開発する情報システムのプロジェクトは、その多くが進行基準の適用対象になることが決まった。 この流れに対する情報サービス産業の反応は、「ただでさえ内部統制への対応で大変なのに冗談じゃない」といった悲鳴に似た声や、「粛々と対応するしかない」という諦めムードの声が大半を占める。いずれにしても前向きな反応ではないことは確かだ。 適用条件などの詳細は基準を策定した企業会計基準委員会に譲るとして、そもそも進行基準への移行によってどんな影響があるのか。最も影響が大きいのは、ソフト開発のプロジェクト管理を厳格に行う必要があり、“どんぶり勘定”も許されなくなるということだ。 もはや「業界特有」は許されない 進行基準では、プロジェクトの見積原
「強い肉食動物がいないガラパゴス諸島では、種間の生存競争はいわば『ぬるま湯』状態。現在の日本はそんな状況に似ているのではないか」。そう問いかけるのは、野村総合研究所(NRI)コンサルティング事業本部 情報通信・金融戦略担当部長の吉川尚宏氏だ。 極端なまでの内需依存で海外志向に乏しい日本の産業界に危機感を募らせる声が高まっている。日本企業は“ガラパゴス化現象”と呼ぶべき隘路に迷い込んでいるのではないか。 国内でしか通用しない独自仕様の商品、保護されないと生きていけない国際競争力の欠如、国内市場縮小から一部の産業では絶滅のおそれ、とガラパゴス諸島の生物によく似ている。大陸から離れた孤絶した環境で独自の生態系を育んだガラパゴス諸島では、生物種も独自の進化と多様化を遂げた。現在、日本の携帯電話メーカーの国際シェアは全社合わせても9%程度にとどまり、ノキア(30.9%)、モトローラ(18.1%)、サ
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