米Googleが2007年11月1日に発表した「OpenSocial」は,それぞれのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の提供するサービスにアクセスするためのAPIを,SNSベンダー間で共通化しようとする試みだ(関連記事:Google,ソーシャル・アプリケーション開発用API群「OpenSocial」を正式公開)。APIが共通になれば,SNS向けアプリケーションの開発が容易になると同時に,複数のSNS間でアプリケーションが展開しやすくなる。 実用化に向けて前進 発表当初は,OpenSocial対応アプリケーションの動作や機能を検証できる環境が,Google傘下のSNSであるorkutや,hi5などに限られていた。しかし,2007年12月にはApache software FoundationのOSS(オープンソース・ソフトウエア)プロジェクトとして,OpenSocialのJav