ゴーン被告がレバノン入り 保釈中、無断渡航か―声明で「政治的迫害から逃れた」 2020年01月01日00時43分 弁護士事務所が入るビルを出る日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告=2019年3月6日夜、東京都千代田区 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノン入りしたことが31日、分かった。ゴーン被告は日産資金を自身側に還流させたとして会社法違反(特別背任)罪などに問われ、東京地裁の決定で、海外渡航の禁止などを条件に保釈されていた。関係者によると、検察側、弁護側とも事前に出国を把握せず、無断出国の疑いがある。 「政治的迫害から逃れた」 レバノン入り認める声明―ゴーン被告 ゴーン被告は声明を発表し、レバノンにいることを認めた上で「不当な処置や政治的迫害から逃れた」と主張した。 カルロス・ゴーン被告の制限住居の周囲を警戒する警察官=31日午前、東京都内 ゴーン被告はレバノンにも