あっちこっちで取りあげられていた本。「日本人よりアメリカ人の方が他人を信頼する」「日本人はアメリカ人より個人主義」って部分の紹介をよく見た気がしたのだが、ブクマし忘れたせいで記事に辿り着けなかった。 本書は1999年に発行されたもの。内容紹介はこちらの記事がよくまとまっていると思った→山岸 俊男:安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 中公新書 - domi環境のBOOK−DB 「はじめに」の冒頭を引用するとどんな本かわかるかと思うので、ちょっと引っぱってみる。 人を信じることは、おろかなお人好しのすることでしょうか。それとも逆に、誰も信じないで「人を見たら泥棒と思え」と思っている人こそ、おろかな人間なのでしょうか。この本はこの問を出発点としています。 (中略) 筆者が言いたいのは、他人を信頼することが本人にとって有利な結果を生み出す社会的環境と、他人を信頼しないことが有利な結果を生