「日本学術会議」の新たな会員候補の一部の任命を菅総理大臣が見送ったことから、野党側は会合を開きました。会合には、任命が見送られた3人の大学教授が参加し、政府の対応を批判する意見が相次ぎました。 また、会合では、日本学術会議に関わる業務を内閣府で担当する職員などへのヒアリングも行われました。 出席した議員からは、任命を見送った理由を明らかにするよう求める意見が出されたのに対し、内閣府の担当者は、「人事に関することなので、申し上げられない。詳細は確認中だ」と述べるにとどめました。 また、「昭和58年の国会答弁で、政府は、会員の任命について、『会議の推薦のとおりに総理大臣が形式的な発令行為を行う』と答弁しているが、今回は異なる対応だ」と指摘し法解釈の変更があったのかどうかただしました。 これに対し、内閣府の担当者は「推薦に基づいて義務的に任命することまで課されるものではない」と答えました。 行政