「塔」が知的生活に及ぼす波及効果は、実感しないと分かりにくいでしょうが、たいへん大きなものです。 おおげさな表現で恐縮ですが、「自動車産業」が各種業界に及ぼす波及効果のようなものです。 たとえば「万能図書館」への入館資格を取得することができます。 私はこの週末に、梅田望夫著 『ウェブ時代をゆく―いかに働き、いかに学ぶか(ちくま新書)』 を読みました。 若い人たちにとっても私のような団塊世代にとってもこの先の生き方を考える上でまことに示唆に富む新書です。 梅田氏が描く近未来のウェブに大きな期待が膨らみ、そこで展開されるであろう豊穣な知的世界に浸りたい、できればささやかでも参画してみたい、と強く思いました。 今回は、この新書の中の英語に関する部分、特に 10年後の英語の世界 に関する部分に注目しつつ「塔」とからめて記述したいと思います。 梅田氏によれば、あるいは知っている人も多いでしょうが、グ