2006年10月10日 「遠赤外線で身体の芯からポカポカ」 [都市伝説・デマ・トンデモ, 医学・科学関連] 10月9日の「最上の日記」より。「『遠赤外線だから身体の芯からあたたまる』のか?」という疑問。 いままで暖房器具メーカーとか、サウナなんかの宣伝文句に疑問を持ったこともなかったが、考えてみれば妙な話である。遠赤外線という電磁波が分子を振動させて熱を伝える作用があるのは事実ながら、日常的な場面での熱放射伝達経路はそれしかないわけで、比較対象がないところで「遠赤外線だから」とリキんでも仕方がない。熱風暖房よりは快適と言いたいのかも知れないが、それでは他製品の売り上げに響いてしまうので、こういう妙な表現になるのかも。 しかも最上氏の指摘によれば、遠赤外線の浸透性は極めて低く、人体がほぼ水に等しいとした場合、1cmも入っていかないのだという。要は体表面が温かいだけ、と言うことである。更に最