3日の核実験宣言から間をおかず、9日、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は核実験に踏み切った。 今回の実験は、関係諸国の立場やメンツを真正面から潰すものだ。日本・中国は、安倍晋三首相が訪中し「核実験に対し強い態度を取る」ことをお互いに表明、そして安倍首相が韓国を訪れたまさにその時、実験の実施宣言が出た。 そこまでのリスクを犯す理由は何なのか。 暴走にも見える一連の北朝鮮の行動は、同国の核戦略に基づくと主張してきた武貞秀士・防衛庁防衛研究所主任研究官に、今回の核実験をどう判断するのかを聞いた。 【武貞氏の主張については、下記記事の併読をお勧め致します】 ●核実験宣言、金正日が「今だ」と考えた理由(10月5日掲載) ●北朝鮮、核実験へのシナリオ~ワーストケースに備えよ(9月8日掲載) -- 9日の核実験は、先にお話を聞いた時点での武貞さんの予想よりもかなり早く行われました。まず、実験宣言に対する
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