前回のエントリーで、何人かの方と意見を交換しているうちに、ルール和訳公開の是非は主に2つの論点に絞られることに気付いた。 1.国内ショップへの影響 2.ヤフオク転売の評価 前回の考察は1に関するもので、そこまで義理立てなくとも国内ショップは大丈夫だという意見を紹介した。今回は2について。 ヤフオク出品者は大きく分けると放出と転売の2種類がある。前者は、遊ばなくなったゲーム(諸事情で未プレイということもありうる)を、収納スペースの都合などで出品するもの、後者は、自分では遊ぶつもりがないゲームを、海外から個人輸入してそのまま出品するものである。「転売」というとネガティブな響きがあるので、単に販売でもよい。 放出ではあまり問題にならないが、転売で公開ルール和訳をあて込むのは、「他人のフンドシで相撲を取る」みたいな道義的な批判がある。しかし私は、ゲーム供給の観点から、そのようには受け止めていない。