素粒子物理の大御所、南部陽一郎先生によると、物理の研究におけるアプローチには3つのタイプがあるそうです。 ①湯川型アプローチ このアプローチの特徴は新しい物理現象が見つかった時、必要ならば具体的実体、例えば、新粒子などを導入することで、現象を説明し、理解しようとする。 ②アインシュタイン型アプローチ この研究アプローチでは、まず最初にある物理現象を説明する一般的な物理法則を設定し、それ方程式に書き下す。そして、その方程式によって新しい物理現象を予言する。これは、湯川型アプローチが帰納的なのに対して、演繹的アプローチと言えます。 ③ディラック型アプローチ このアプローチはアインシュタイン型よりも、抽象的で理論的なアプローチです。アインシュタイン型アプローチは出発点は既知の物理現象で、そこから論理によって導き出されるものに対して、ディラック型の指導原理は数学的な美とエレガントさです。その背景に
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