現在研究中の内容で、一般にも役に立ちそうな知見が得られたのでメモを残しておく。 絶縁体に電流を流したい場合や、EMC対策(電磁波シールド)が必要な場合、電気伝導性のある塗料が求められる。 絶縁体に厚めの金属メッキができれば何の問題もない。そうでない場合は表面に導電性塗料を塗布することになる。 そこで、導電塗料として使える身近な材料を洗い出した。 EMC対策用として市販されているニッケル系エアゾール塗料(例えばマックコーポレーションのMAC-115)は、表面低効率が3Ω/sq.以下と比較的低い値を示す。この値はアルミや銅などの金属良導体よりは数桁高いが、EMC対策には十分である。 ところが、このようなスプレーの値段は420mlで数千円ほどであり、非常に高価である。個人使用するには高価すぎて、湯水のようには使えない。 また、時々話題に上がる金属光沢スプレーには導電性のある製品は少ないようである