法政大学 日本産トキとともに、トキウモウダニが絶滅していたことが明らかに 大学ニュース / 先端研究 2020.04.15 17:00 鳥にとっては良い働きをするウモウダニは、鳥と相利共生していると考えられています。法政大学島野智之教授と東邦大学の脇 司講師は、国内で400羽程度に増え野性復帰した中国由来のトキについて、調査可能な限りのウモウダニ(約1万7000個体)を調査しました。その結果、すべてトキエンバンウモウダニで、トキウモウダニは全くみつかりませんでした。トキウモウダニは、日本では(おそらく地球上からも)絶滅したと結論づけました(5月発行の学術誌に受理済・掲載予定)。 これをうけて、2020年3月27日公開された環境省レッドリスト2020でのトキウモウダニのランクは「野生絶滅(EW)」から「絶滅(EX)」に変更されました。宿主である中国の個体を始祖として繁殖したトキは日本の空によ
![日本産トキとともに、トキウモウダニが絶滅していたことが明らかに](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1fe8842f204dda672b8e6a093ec56ef36bf48ab4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.u-presscenter.jp%2Fassets_c%2F2020%2F04%2F20200415-thumb-320x320-44542.jpg)