アイドルの卒業理由は「女優さんになりたい」が多い 女性アイドルがグループを脱退する時、芸能界から足を洗うわけではない限り、その多くが「女優さんになりたい」「お芝居の勉強をしたい」と述べる。裏事情はさておき、既に知名度のあるグループの場合、在籍しているほうが演技の場を与えられることは明らかなのだが、そう申し出る当人だけでなく、外野もその判断にひとまず頷いてみせる。そこには「本格的な」という枕詞が隠されていることを双方が理解しているのだ。本格的な女優さんになりたいからアイドルを辞める、という判断を理解し合っている。巨大なAKBグループを先頭で引っ張ってきた前田敦子も大島優子もその他のメンバーも、直接的か間接的かに差こそあれ、卒業理由には「女優への道」を用意する。先月卒業を発表した川栄李奈も「私の夢は女優さんになることです」とコメントを残していた。 ものすごく直情的に映画の感想を並べる前田敦子