[241]「ジュラシック・ワールド」は性差別的か?-アベンジャーズ監督ジョス・ウェドンの批判を発端とする議論について- 今月、世界60カ国で公開され、好評を博し、日本でも8月5日の公開が心待ちにされている「ジュラシック・ワールド」(2015)。本作は、一作目の続編という内容を強調した宣伝や、「ジョーズ」(1975)にはじまる超大作のホットシーズンである6月の公開というタイミングがノスタルジアをさそい、中高年から若者までの動員に成功し、興行収入は最初の週末だけで約5億2400万ドル(約640億円・歴代1位)を記録しました。#1 このように好調の「ジュラシック・ワールド」ですが、作品中の描写をめぐって本作が性差別的なのかどうかの議論がおこっています。ことの発端は、「アベンジャーズ」の監督や「バフィー〜恋する十字架〜」の脚本をつとめるジョス・ウェドンのツイッターへの投稿。今年の4月のはじめごろ、