今日祖父母が入居している老人ホームに家族で新年の挨拶に行った。 祖父母が入居しているのはいわゆる「サ高住」サービス付高齢者向け住宅というやつだ。 都心から遠く離れており、最寄り駅もどこかわからないような場所。 そこには独特の匂いが漂っており、訪れるたびにどこか隔絶された空間のように感じた。 祖父は痴呆が進んでおり家族でも認識ができない状態になっている。 僕は小さい頃祖父に本当に可愛がってもらった。 それだけに変わってしまった祖父の姿を見るたびにどこか寂しさを感じた。 人は歳をとる。 それはどうしようもないことだが、歳をとった先に痴呆になり、 自分が誰かさえもわからないのに、毎日生かされているなんて苦痛ではないか。 正直僕は自分自身としてはそんな状態になってまで生きていたいと思える自信がなかった。 将来、自分が歳をとったらそういう状態になる前にオランダとかに行って安楽死したい。 本気でそう思