ノーベル賞候補として名前が挙がったこともある大阪大学の審良静男特任教授が奈良県の山中で遭難した恐れがあるとして家族が届けを出していることが分かりました。 警察によりますと、審良さんは24日の朝から奈良県天川村の観音峰を目指して登山に出かけましたが、24日の夜になっても帰宅せず、家族が遭難届を出したということです。 審良さんは24日の午前9時半ごろ家族に宛て、「近鉄の下市口駅に着いた」「これから観音峰と洞川温泉に向かう」との内容のメールを送っているということです。 警察と消防は合同で25日の早朝から捜索を始めることにしています。 審良さんは現在68歳で、大阪大学の特任教授を務めています。 免疫学の世界的権威として、紫綬褒章や文化功労者を受章し、ノーベル賞の有力候補として名前が挙がったこともあります。