島田市で10月に実施された「休日分散化」の社会実験で、同市と観光庁は“秋の4連休”を体験した保護者や企業へのアンケート結果を公表した。それによると、連休を地域ごとにずらして取得することで「家族の時間を創出したい」という行政側の思惑をよそに、「通常通り仕事をした」との回答が7割近くに上り、「よかった」と、休日分散化を肯定的に評価する声は約3割にとどまったことが明らかになった。 「休日分散化」は、春と秋に設けた連休を地域別にずらして取得させるという国の政策案。家族の時間づくりとともに、混雑緩和や観光需要を生み出し、地方の産業振興につなげるのが狙い。社会実験には、県内から同市が参加し、3年に1度の「島田大祭・帯まつり」に合わせ、10月8〜11日を4連休にした。 しかし、結果は「とてもよかった」「よかった」と肯定的な回答は計30・5%▽「よくなかった」「あまりよくなかった」は計20・7%▽「どちら
観光庁は16日、地域ごとに大型連休をずらす「休暇分散化」について、来年3月までに修正案を出す方針を明らかにした。現行案は、全国を5ブロックに分け、春と秋にそれぞれ5連休をつくってブロックごとにずらす案だが、これを撤回する。修正案は、地域を5ブロックより減らし、5連休をずらすのも秋だけにする方向で検討する。 16日、有識者でつくる休暇改革国民会議を開いた。休暇分散化は賛成意見が多かったが、「国民に根づいている春の大型連休は(分散化の)対象外にし、秋に社会実験すべきだ」(古賀伸明・連合会長)、「地域の分け方も2ブロック程度でいい」(石井隆一・富山県知事)などの見直し論が大勢を占めた。 座長の三村明夫・新日本製鉄会長は「秋の大型連休を作り、ブロック分けを再考したい」と提案した。観光庁が来年3月の次回会合までに修正案を示すことになった。 観光庁は来年の通常国会で、休暇分散化のための国民祝日法
休暇分散化、56%が反対=「家族と合わない」など理由に−内閣府調査 休暇分散化、56%が反対=「家族と合わない」など理由に−内閣府調査 内閣府が2日発表した「休暇取得分散化に関する特別世論調査」の結果によると、大型連休の日取りを地域ごとにずらす政府の休暇分散化構想について、「反対」「どちらかと言えば反対」は計56.1%に対し、「賛成」「どちらかと言えば賛成」は計28.1%だった。賛成は反対の半分にとどまり、政府構想への異論が強いことが浮き彫りになった。 調査は10月21日から同31日まで、全国の成人男女3000人を対象に実施。有効回収率は65.1%だった。 構想は、全国を5ブロックに分け、春と秋の年2回、土日を含めた5連休をブロックごとにずらして取得する内容。政府は2012年度以降の分散化実施を目指している。 反対理由(複数回答)では「家族・親類や知人と休みが合わなくなる」(54.2
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く