これが18億円、実物大です。 これだけの現金が、先月(5月)15日の日曜日の早朝、わずか数時間の間にATMから一斉に引き出されました。 現場となったのは、全国17の都府県にある、およそ1,700台のATM。 コンビニなどにあって、24時間いつでも引き出せる、この利便性が逆手に取られたんです。 今回の事件では、南アフリカの銀行から流出した顧客データを使って、偽造クレジットカードが作られ、キャッシングによって、不正に現金が引き出されました。 もし、日本のカード会社からデータが漏えいした場合、私たちもこうした危険にさらされる可能性もあります。 今回、一体誰がデータを流出させ、カードを偽造したのか。 犯行グループは、どのようにして全国各地で引き出しを行ったのか。 まずは、最初に逮捕者が出た、愛知県から事件をたどりました。