・朝鮮国王は清の皇帝によって任命される。 ・朝鮮国内の事件は全て皇帝に報告しなければならない。 ・朝鮮国王は清の使節をソウル城門まで出迎えなければならない。 ・朝鮮国王の地位は、清国の廷臣よりも下。 ・朝鮮政府には、貨幣の鋳造権すら与えられてない。 ・朝鮮政府には清国への食糧、兵士提供の要求権もない。 ・朝鮮は清国に細かく定められた貢品を出す以外にも、毎年、 牛3000頭、馬3000頭、各地の美女3000人を選り抜いて貢がなければならない。 朝鮮(高麗)では国王が亡くなると、 中国(清国)から冊封使が来て承認が得られるまでは新たな国王が決められなかった。 ちなみに、当時は冊封国だった琉球王国(今の沖縄)などでは、 国王が亡くなれば新たな国王は国内ですぐに独自に決定され、 中国はそれを「事後承認」する、という程度の関係であった。 これに対し、別格の低身分だった朝鮮だけは「事前承認」を得る必要