道路の上を飛ぶシロエリハゲワシ。スペインで撮影。 (Photograph from Blickwinkel/Alamy) 鳥は、一部の人間たちより道路の制限速度に注意を払っている可能性がある。ヨーロッパの一部の鳥は、走ってくる車を避けて飛び立つタイミングを決める上で、その道路の平均速度を判断材料にしていることが、最新研究によって明らかになった。 この研究は、ヨーロッパの道路脇にとまっている鳥が、走ってくる車の速度と道路の制限速度、どちらに応じて逃げ始める距離を変えるのかを検証したものだ。 研究共著者でカナダ、ケベック大学リムスキー校の生物学者であるピエール・ルガニュー(Pierre Legagneux)氏は、フランスにある研究所への通勤途中にこの実験のアイデアを思いついたという。 「(通勤が)とても退屈だったので、運転中に何かしようと、飛び立つ鳥の記録をとることにした」と、ルガニュー