新型コロナウイルス感染拡大が続いている。この調子では夏休みもあまり移動しないほうがいいのではないかと思えてくる。インフルエンザなどと異なり、夏でも感染拡大は続いており、ますます厄介である。私はレポートやテストに追われ…と思っていたら、対面でのテストは9月に延期になってしまった。この夏はバイトと課題で忙しいはずだが、そんな仕事の合間にデラ・カーザの歌うマルシャリン(ばらの騎士)やアラベラ、アリアドネ(ナクソス島のアリアドネ)、マドレーヌ(カプリッチョ)などを聴いて心を安らげるのである。 1972年、チューリッヒ歌劇場にて。デラ・カーザ(右から2番目、マルシャリン、ばらの騎士)のデビュー30周年のメモリアル公演。*1 今日の話題はそんな魅惑のスイス人ソプラノ、リーザ・デラ・カーザ(1919‐2012)である。デラ・カーザは私の理想とするマルシャリン(ばらの騎士)であり、アラベラであり、マドレー