バッハ マタイ受難曲とは マタイ受難曲は、J.S.バッハ(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ)によって書かれた、新約聖書を構成する福音書の一つである「マタイによる福音書」の26、27章に書かれている、キリストの受難をテーマにした曲です。 オーケストラ、合唱隊、ソリストによって演じられる、3時間を超える大曲です。 二部に分かれており、第一部は29曲が含まれ、イエスが捕らわれの身になる場面までを描きます。 第二部は39曲を含み、裁判にかけられるイエス、総督ピラト、十字架への磔、イエスの死、そして埋葬を描きます。 マタイ受難曲の初演は1727年4月11日、ライプツィヒの聖トーマス教会で行われました。 この頃バッハは聖トーマス教会の音楽監督を務め、毎週のように礼拝のためのカンタータを書き、マタイ受難曲の他にもヨハネ受難曲などの代表作を手掛けていました。 彼の生涯の中でも最も意欲的に教会音楽の制作を行っ