信じられないことかもしれないが、St.GIGAの夢と、その儚さについて考えるとき、俺様は今でも目頭が熱くなる。過去を懐かしむことは無意味だと言う人もあるが、St.GIGAが残してくれたことから学べることは、まだ多いと思う。 St.GIGAが本放送を開始したのは、たぶん1991年。とにかく、WOWWOWの有料本放送スタートとほぼ時を同じくして、月600円の有料放送を開始した。 DJを中心としたFM放送が人気を伸ばしたこの時期に、St.GIGAはDJを、というか、POPも、トークも、そして番組表までもを、全否定した(なぜならSt.GIGAを創った人々は、東京FMでそれらに飽き飽きしていたからだ)。そしてリクエストやカウントダウンの代わりに「選曲者のセンス」を、トークの代わりに詩と自然音とを導入した。 詳しくは、St.GIGAのプログラミング・コンセプトを参照して欲しい。2002年の今改めてこれ