「ことばと心の謎」に迫る研究のきっかけ ある日、町の乳幼児健診から帰ってきた心理士の妻が、ビールを飲みながら「自閉症の子どもって津軽弁しゃべんねっきゃ(話さないよねぇ)」と言ってきました。 障害児心理を研究する私は、「それは自閉症(自閉スペクトラム症:ASD)の独特の話し方のせいだよ」と初めは静かに説明してやりました。しかし妻は、話し方とかではなく方言を話さないのだと譲りません。 やり取りするうちに喧嘩になり2、3日は口を利いてくれませんでした。こちらも長年、その道の研究職であるつもりでしたから、たとえ妻でもこんな意見は聞き捨てならず引くに引けません。 「じゃあ、ちゃんと調べてやる」 これが思いがけずその後十数年にもわたる「ことばと心の謎」に迫る研究のきっかけだったのです。 私は軽い気持ちで、知り合いの特別支援学校の先生方にこの話をしてみました。するとなんと妻の発言を支持する意見ばかりが寄
阿明 @KURAMOTOTOMOAKI 来週公開予定の日本語卒業公演の舞台稽古の最中、ある学生が泣きそうな顔で「先生、紅包(ご祝儀袋)が落ちてます⋯」と言ってきた。まさかと思って見に行くと、本当に落ちていてゾッとした。たぶん誰かが落としたものだろうけど。その後、紅包を囲んで教室全体が軽いパニック状態になった。 pic.twitter.com/5R5YrJsAX7 阿明 @KURAMOTOTOMOAKI 補足しておくと、台湾では「冥婚」と言って、路上に落ちている紅包を拾うと、その中に未婚で亡くなった若い女性の写真や髪の毛が入っていて、拾い主はその女性と結婚しなければいけないといった風習がある。実際に紅包が路上に落ちていることはまずないが、じゃ拾えるかと言われれば拾えない。 阿明 @KURAMOTOTOMOAKI 瀬戸内生まれ・瀬戸内育ち、台湾高雄在住、大学教員、台湾文学翻訳家。日本語翻訳に『
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く