「ETCが反応しなかった」とうそを言って、実際より短い走行区間を申告し、正規の料金の支払いを免れたとして、逮捕された埼玉県の運送会社の運転手は高速道路に乗る際と降りる際で別々のETCカード3枚を使い分けて不正を繰り返していたことが警察への取材で分かりました。 その後の調べで、加藤容疑者は埼玉県の岩槻インターチェンジで乗ったあと、ETCカードを抜き取り、新潟西インターチェンジで別のカードを入れて降りていたことが警察への取材で分かりました。 2枚目のカードには、高速道路に乗った記録が無く、加藤容疑者は「新潟県の柏崎インターチェンジから乗ったが、ETCが反応しなかった」とうそを申告していました。正規の料金は1万1300円でしたが、うその申告で1700円しか支払っていませんでした。これまでの調べで加藤容疑者は、運転手の指導・監督をする運行管理者の立場で、こうした手口をほかの運転手にも教えていたとみ