ものすごく久しぶりにXPathを使おうと思ったのですが、「XPathってなんだっけ?」という程度に忘れています。 細部はリファレンスマニュアルを調べれば分かることなので、概念的にどんなものかを思い出すのが先。概念や構造を手っ取り早く理解するには、抽象化したほうが都合がいいです。抽象化すると本質がコンパクトにまとまるので忘れにくいし、忘れても思い出す手間も少ないですからね。 内容: ツリー、有向グラフ、ノードセット 全順序付きノードセット 軸 コンテキスト ステップ ロケーションパスの評価 続きの記事:XPathの構文を割と具体的にまとめておく ツリー、有向グラフ、ノードセット XPathが相手にするデータ構造はツリーです。XMLのツリーには属性ノード、名前空間ノードとかもあるので、ノードにも辺にもいろいろな値(ラベル)が付着している有向グラフと考えましょう。ルートが特定されていてサイクルが