渋谷にて。よかった! ホント、すげーよかった。もう俺、わんわん泣いちゃったよ。見終わって、映画館がビルの六階にあるんだけども、階段で一階まで降りるあいだも、つい思い出し泣きしてしまって。まあ、自分が高校時代にバンドやってたとか、そういうのもあったんだけど、この映画のスクールデイズの描写というのは、すばらしいと思う。 別に、俺の高校時代はすごく楽しかったとか、いい思い出ばかりだったとか、そんなことは全くなくて、なんか全体的にぱっとしなかったし、自分勝手で協調性もなくて、なにをやっても中途半端な感じだったが、それでも、スクールデイズというのは本当にうつくしいものだ。友達とささいなことで衝突したり、一度も話したことのない女の子をすきになってみたり、バンドを組んで文化祭で演奏したり、いろいろなことをやる。そういう、ごく普通の描写が、いちいちうつくしいのである。ベースの子が、職員室のコピー機を借りて