元NHKアナウンサーで、日本テレビ、フリーでも活躍した生方恵一(うぶかた・けいいち)さんが今月15日に都内の病院で肺炎のため死去していたことが19日、分かった。81歳。群馬県出身。葬儀は18日に家族で済ませた。 生方さんは1956年にNHKに入局。81、82、84年の「紅白歌合戦」の総合司会を務めるなどNHKの顔だった。84年の35回紅白での「ミソラ」発言は放送史に残るハプニングとして知られる。 紅白の歴史に大きな足跡を残した名アナウンサーが、紅白のシーズンに旅立った。 この日、都内でデイリースポーツの取材に応じた遺族によれば、生方さんは数年前から糖尿病を患い、その後は腎不全で透析を受けていた。体調は徐々に悪化し、入退院を繰り返していた。 今年10月3日に入院。夫人がほぼ毎日見舞い、日常会話は普通にできていた。今月14日にも普段通り見舞ったが、15日朝に病院から容体が急変したという