宮内庁は29日、天皇、皇后両陛下の負担軽減策について発表した。 全国植樹祭や国体開会式などに出席された際の天皇陛下の「お言葉」をなくし、来日した外国賓客との面会も減らす。 記者会見した風岡典之次長は「両陛下は公務や宮中祭祀(さいし)を非常に大切にされており、行事そのものをなくすのではなく、負担軽減につながるよう内容・方法をきめ細かく見直した」としている。 75歳になられた天皇陛下は、昨年12月にはストレスに起因する胃腸の炎症や不整脈の症状が見つかっていた。皇后さまもここ数年、めまいや背中の痛みなどを訴えられており、同庁が昨年来、両陛下の負担軽減策を検討していた。