この女性自衛官は航空自衛隊の空士長。今回、4回目の任用となる予定でした。彼女は2007年に基地内で上司から性暴力を受け、さらに退職を強要され国家賠償の裁判を起こし、裁判は継続中。高校を卒業してすぐに自衛隊に入隊し、4年が経過しようとしています。勤務成績は優秀で再任用のための健康診断にも問題がありませんでした。ところが突然、再任用が打ち切られることになり、今回の申し入れとなりました。本人が希望し、再任用がみとめられなかった例は、過去5年間で1万2697人中7人にすぎません。航空自衛隊ではたったのひとり。では、なぜなのか? 対応した渡部人事教育局長は、「個人の問題なので明らかにできない」といい続けました。児本人から理由を明らかにしてほしいという上申書をもった代理人の弁護士の前でそう言い放ちました。本人にも説明はありません。防衛大臣には説明をし了解がされているという。セクハラ事件を訴えた女性を