いよいよ今年も押し詰まってきました。年末の慌ただしさは誰しもですが、特に今年の大学3年生にとっては慌ただしさも格別かもしれません。今年から就職活動の日程変更によって、就職活動の実質的な開始時期が12月1日になったためです。多くの大学3年生は、今月から来年春ごろの企業内定時期までの長い戦いの日々に入りました。これまで大学生の就職活動は、3年生の夏ごろから企業で就業体験などを行うインターンシップを経て、10月1日の企業説明会やインターネットでの応募受付の開始により就職戦線がスタート。大学4年生になった翌年の4月1日から面接試験などの選考活動開始となり、5月ごろから「内定(内々定)」、そして10月1日から「正式内定」が出る……というスケジュールで行われてきました。しかし、これでは3年生の秋から就職活動に入るため大学教育に支障が大きい、という批判が強まったことを受け、日本経済団体連合会(経団連)は