宮城県図書館の“魂”移管 専門家ら「再考を」 宮城県図書館(仙台市泉区)所蔵の古地図や古書など11万点が、県施設の東北歴史博物館(多賀城市)に移管され、その中に同図書館発祥時からの蔵書である「青柳文庫」「養賢堂文庫」が含まれることが分かった。専門家や利用者から「県図書館の根幹に関わる」「より広い議論が必要だ」と再考を求める声が上がっている。 博物館に移管されるのは「坤輿(こんよ)万国全図」「仙台城絵図」などの歴史資料や、和漢の古書など約11万1500点。日本最初の公共図書館とされる青柳文庫の蔵書467点、仙台藩校・養賢堂の蔵書263点、戦後収蔵した伊達文庫4170点など、「特殊文庫」と呼ばれる県図書館ならではのコレクションが約3万9000点含まれる。 県教委生涯学習課によると、移管の対象は「国や県指定の文化財と、今後の文化財指定が見込まれる貴重な資料」。移管の理由として(1)専門の学芸
図書館司書「トーク」が魅力 本の面白さ巧みに紹介 仙台市 音声や映像を効果的に使いながら児童に本の魅力を伝える中川さん=館小 読書好きな児童生徒を増やそうと、仙台市教委は2006年度から「ブックトーク」を小中学校で行っている。教員や図書館司書が本の内容ではなく、本の面白さを紹介する取り組み。小学校は全125校で実施され、学校図書館の貸出冊数の増加につながった。読んでみたいと思わせるこつは、年齢に応じた本選びと巧みな話術にある。(報道部・佐藤素子) 1月下旬に館小(泉区)で行われたブックトークには4年生107人が参加。市民図書館の中川美佳さんらが命をテーマに「青空のむこう」(アレックス・シアラー著)など10冊を紹介した。 「青空のむこう」は、現世に未練を残した少年が、霊となって戻ってくる話。中川さんはあらすじをたどった後、「自分が自分として生きられることの喜びを知り、大切に生きようと思わ
レトロな路地がバージンロード 仙台・壱弐参横丁で20日挙式 20日に結婚式を挙げる村田宗さんと花恵さん=壱弐参横丁の組合事務所前広場 老朽化が進む横丁を華やかにと、仙台市青葉区一番町の壱弐参(いろは)横丁でジュエリー店を営む男性が20日、横丁内の広場で結婚式を挙げる。その場でお披露目のパーティーも開く予定で、横丁を運営する組合も積極的にバックアップする方針だ。 式を挙げるのは、7月に婚姻届を出した青葉区の村田宗さん(38)と花恵さん(31)。大正ロマン風の着物に身を包んだ2人が、横丁の2本の路地を歩いた後、組合事務所前の広場で、組合の事務長を立会人に人前式を執り行う。 広場でのパーティーには両家の親類や友人ら約50人が参加する予定。組合の「まちづくり会議」メンバーが周りに紅白の幕を張ったり、パイプいすを並べるなど会場設営を担当する。雨天の場合は、横丁内の屋根がある場所に会場を移す。
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