中国・香港で行われた中国嘉徳によるオークションの内覧会で、斉白石氏の作品を確認する女性(2012年10月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/Dale de la Rey 【7月22日 AFP】中国・広州(Guangzhou)市の中級人民法院(地裁)で21日、勤務先の大学の画廊から143点の作品を盗み、自分が描いた贋作とすり替えていたとされる学芸員の男の公判が開かれ、男は起訴事実を認めた一方で、自分の作品も何者かによって別の贋作にすり替えられていたと主張した。 広州美術学院(Guangzhou Academy)の主席学芸員、蕭元(Xiao Yuan、シャオ・ユアン)被告(57)は公判で、8年近くにわたって、自身が制作した絵画や書道作品とすり替えた本物の作品を販売し、3500万元(約7億円)近い売り上げを得ていたことを認めた。 被害に遭った作品には、世界最高峰の芸術家の一人とされる20世紀の画