「バブル崩壊」というのは崩壊が終わってから気が付くものだ。日本でも「あのときバブルが崩壊していた」と崩壊後3年、4年経って関係者が口にし始めた。そのとき、その場にいる人間は気づかない、あるいは認めたくないという思いが働くのかもしれない。 いまの、中国がまさにその状態といえよう。いまや「中国人はお金持ち」と認識する者はほとんどいないのではないか。中国経済のバブル崩壊は、確実に進行している。その影響を最も受けるのが不動産価格である。もちろん、日本への影響も甚大だ。 はたして、2020年に不動産価格はどう変動するのか。本稿では、渡邉哲也氏の新著『世界と日本経済大予測2020』 (PHP研究所)より、中国バブルの崩壊が世界と日本の不動産におよぼす影響について述べる。 不動産価格は臨界点に達した 多くの中国人が住宅ローンを抱えている。問題は、その規模だ。年収に対する不動産価格の比率がすでに日本のバブ
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