■田母神氏に謝罪求める 元女性自衛官「著書で名誉毀損」 (18日付東京新聞) 政府の歴史認識と異なる論文を発表し、更迭された田母神俊雄前航空幕僚長が退官 後に著した「自衛隊風雲録」(飛鳥新社)でプライバシーを侵害され、名誉を毀損さ れたとして、元航空自衛官の女性(二四)が十七日、書面による謝罪と謝罪意思の公 表を求める通告書を田母神氏側に送付した。女性は回答によっては法的手続きをとる 構えだ。 この女性は、北海道の空自基地で勤務中、同僚の男性自衛官からわいせつ行為を受 け、相談した上司に退職を強要されたとして国に損害賠償を求め提訴。今年七月、札 幌地裁が性的暴行と退職強要を認め、国に五百八十万円の支払いを明示、判決は確定 した。 通告書によると、田母神氏は著書で、空自勤務隊の調査結果として女性の事件を 「男女間の“いざこざ”のたぐい」「女性はやや精神的に不安定で、二回ほど入院し た経歴」と