サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
イノベーターには一定の行動特性が備わっているというのは、以前にも述べてきました。『イノベーションのDNA』といった優れた研究結果も出ていて、どのような行動特性が必要なのかということもわかってきました。すなわち、現状を問いただし、行動する勇気や、問題を発見する発見力が備わっていることが要件になってきます。
日本企業、とりわけメーカーは「特許こそが参入障壁である」と考えがちだが、クリステンセンも『イノベーションの最終解』で繰り返し語るように、企業が市場に参入するかどうかは動機の問題である。市場が魅力的だと思うかどうかによって、そしてその市場で成功しそうかどうかの判断によって、参入が決まる。エンジニアとしての経験からも、会社の方針や戦略次第では他社の特許スレスレで回避するような努力をしたり、多少のロイヤリティを支払っても技術的にマネすることは日常的に行われている。特許は参入障壁を作るというよりも、参入にはコストが掛かるというメッセージを放ち、他社の動機をくじくのが究極の狙いである。
ランキング
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く