■まえがき どこから話を始めていいのかわからないが、劇場都市TOKYO演劇祭についての続報を書いていきたい。「続報」といったのは、アマヤドリはすでに演劇祭についてのコメントを出しているからだ。2022年1月末に私たちは劇団として演劇祭に留まる旨を宣言し、以来、図らずも沈黙を守る形になってしまった。ただ、その間に私たちの新作本公演があったという事情もあり、作品と演劇祭の問題を一緒くたに論じられたくない思いもあったので、意図して沈黙を選んできた部分もあった。それに、演劇祭の内情を詳しく知るにつけ問題のこじれ方が複雑だということもわかってきたので、勢い、私は対外的には何の報告もせずに3月の下旬を迎えてしまったというわけだ。まずは率直にそのことをお詫びしたい。ご報告遅くなりまして、大変申し訳ありませんでした。 それでは早速書いていこう。……とも思うのだが、話が入り組んでいるためにもの凄く長い文章に