大阪市交通局は9日、市バス運転手が8月に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕されたことを受け、市営地下鉄と市バスの全乗務員を対象に薬物検査を行った結果、地下鉄の運転士2人から陽性反応が検出されたと発表した。 交通局によると、男性運転士(40)から覚せい剤の成分が、別の男性運転士(38)から大麻の成分が検出された。2人は「全く身に覚えがない」と話しているという。 交通局は今月6日に大阪府警に通報。府警は2人が所属する中百舌鳥乗務所(堺市北区)を家宅捜索し、覚せい剤成分が検出された運転士を再検査したが、陽性反応は出なかったという。同局は当初の検査結果を重視。2人を乗務から外し、処分する方針。 【関連記事】 【特集】メキシコ麻薬戦争〜殺し屋組織のリーダー、900人殺害容疑で逮捕〜 〔写真特集〕麻薬生産地「黄金の三角地帯」 〔写真特集〕押尾学被告 〔写真特集〕違法薬物〜密輸、栽培の