未知のピカソ作品271点=総額66億円、本人が譲渡?−仏紙 未知のピカソ作品271点=総額66億円、本人が譲渡?−仏紙 【パリ時事】29日付の仏紙パリジャンによると、巨匠ピカソの未知の作品271点を南仏の元電気工事技師の男性が保有していたことが明らかになった。総額6000万ユーロ(約66億円)相当。ピカソの遺産相続人は男性を隠匿罪で刑事告訴したが、男性は「ピカソ本人や夫人から譲り受けた」と主張している。 同紙によれば、南仏アルプマリティム県に住む技師の男性が今年1月、ピカソの著作権管理団体に作品が真作であるとの証明を要請。9月には同団体事務所を訪れ、デッサンのノートなどを見せた。 作品はピカソが無名時代を含む1900〜32年に制作した真作とみられ、いずれも作品目録には未掲載。最初の妻オルガの肖像などが含まれ、中でもキャンバスに紙片を貼り付けたコラージュ9点は、それだけで4000万ユーロ