偽造されたとみられるクレジットカードが、全国のコンビニエンスストアなどのATMで一斉に使われて多額の現金が引き出された事件で、全国で同時に行われた異常な引き出しを金融機関の監視システムが感知し、一時的にATMでの引き出しを停止する機能が働いていたことが、警察への取材で分かりました。警察は犯行グループが、こうした機能が働く前の短時間での引き出しを狙った可能性があるとみて調べています。 このうち、いずれも愛知県内に住む28歳の男2人が、名古屋市北区と小牧市の店舗で現金合わせて120万円を引き出したとして、窃盗の疑いで逮捕されています。 警察によりますと、不正な引き出しは当日の午前5時ごろから、全国のコンビニなどで一斉に始まりましたが、セブンイレブンにATMを設置している「セブン銀行」では、こうした異常な取り引きを監視システムが感知して、午前8時ごろにキャッシングでの引き出しを一時的に停止する機