まず前提。 けものフレンズプロジェクトは、ケロロ軍曹の原作者である吉崎観音がキャラクターデザインや設定などを考えて、それを元に、漫画とかゲームとかいろいろつくりましょうね、っていうプロジェクト。 そのプロジェクトなんだけど、あんまりうまく行かなかったらしく、アニメ放送前にスマホゲームがサービス終了、アニメ放送開始直後には漫画が連載終了という、ねとらぼに言わせてみれば「ぺんぺん草も生えない荒野」みたいなプロジェクトで、けものフレンズプロジェクトのアニメ部門なんて「敗戦処理」でしかなくて、誰にも期待されていなかったわけだ。予算もメチャクチャ少ない。 そのアニメプロジェクトの制作会社が「ヤオヨロズ」だ。数人でやってるようなとても小さい会社だ。監督を務めたのがたつき。脚本はほとんどたつきと吉崎観音が考えたとされている。たつきは棘のない台詞回しと精巧なストーリーで巧みにけものフレンズのアニメを作って