再び2日間開催に戻った2010年、この年は再び異色のヘッドライナーを冠したユニークなSUMMER SONICとなった。ジェイ・Zとスティーヴィー・ワンダー、いわゆる「ロック・アクト」以外が2枠を占めたサマソニは11年目にして初で、ジェイ・Zの日の同スタジアムには日本のスーパー・ビッグ・ネーム矢沢永吉も初登場し、新しい10年を幕開けたサマソニはさらに新たなフィールドへの開拓を進めていくことになった。 ジェイ・ZとNAS、スティーヴィー・ワンダーとア・トライブ・コールド・クエストと、ヒップホップ/ソウルの色合いを共にするファミリー・トゥリーが同ステージに形成されていたのもフェスの醍醐味のひとつだ。 また、スマッシング・パンプキンズやピクシーズ、ペイヴメント、オービタルといった90年代オルタナティヴを象徴するバンドが軒並みエントリーしたのもこの年のビッグ・ニュースだ。一方でもちろんオフスプリング