〘 名詞 〙① 赤ん坊を入れて、ゆり動かす小さなかご。ゆりかご。ゆさ。[初出の実例]「三方丘に囲れた小さな谷が直ぐ前に現れる、これが自分を育てた揺籠(エウラン)である」(出典:帰去来(1901)〈国木田独歩〉六)[その他の文献]〔通俗編‐器用〕② ( 比喩的に ) 幼年時代。また、一般に物事が発祥し、初期の発展を遂げた段階や場所をいう。[初出の実例]「揺籃(エウラン)から死に至るまで」(出典:妻(1908‐09)〈田山花袋〉四六) 〈ようらん〉とも呼ぶ。古くは麻袋を天井から吊り下げて,その中に幼児を寝かせる形式のものがみられた。麻袋の代りに籠,あるいは尻の部分に穴をあけた板なども用いられた。しかし一般には木製の箱形や籠形のものが多く,中世には今日みられる二つの基本タイプが現れている。一つは架脚式の台座で支持された2本の柱の間に箱(または籠)形の揺籃を吊るす形式であり,他の一つは安楽椅子の脚
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