最近、不正アクセス事件が頻発している。5月と6月は特定の企業/組織のサーバーを標的にしたサイバー攻撃が相次いだが、6月後半から国内金融機関のインターネットバンキングサービスに対する不正アクセス事件が増えているという。 JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)の「インシデント報告対応レポート」(2011年7月11日発行)によれば、JPCERT/CCは複数の金融機関からマルウエアによるインターネットバンキングサービスへの不正アクセスについて報告を受けていたという。 この報告における不正アクセスの手口はこうだ。「ユーザーがオンラインバンキングのWebページを閲覧した際に、(マルウエアが)HTMLフォームに第二認証情報などの入力項目を追加し、それを送信させることによってアカウント情報を詐取」する。手口の一つとして、マルウエア感染に十分注意してほしい。 銀行ネットバンクへの不正ア